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保育施設を選ぶときに考えること
子育てについての情報提供窓口「子育て応援ダイヤル」では、保育施設の選び方についてのご相談を受けることがよくあります。子どもと親の双方が安心できる施設はどのように探せばよいのでしょうか。また、見学の際はどんなポイントを確認したらよいのでしょうか。
厚生労働省が作成した「よい保育施設の選び方 十か条」が参考になりますので、この十か条に沿って考えていきましょう(以下太字:「よい保育施設の選び方十か条」からの引用文)。
一 まずは情報収集を
○ 市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう
保育施設には様々な種類があり、申込み方法もそれぞれです。このサイト「さいたま子育てWEB」や、安心して楽しく子育てするための情報誌「子育て応援ブック」に制度や保育施設の情報を掲載しています。まずは概要を知ることから始めましょう。
そして、たくさんの施設の中から
・開園日、開園時間は勤務状況や家庭の状況に合っているか
・保育料は負担可能か(規定の保育料以外にかかる費用があるか、保育料軽減事業等の対象になるか等も確認)
・子どもを連れて毎日通える場所か(通勤経路からの距離、利用する交通機関などから考える)
などを考慮して、候補となる園を見つけましょう。
また、さいたま市では、各区役所の支援課に「保育コンシェルジュ」が配置されています。入園に関する相談を受け、保護者の希望や就労状況等を確認し、認可保育所やナーサリールーム、家庭保育室、幼稚園の預かり保育、一時預かり事業など、個別のニーズにあった施設や保育サービスをご案内します。
二 事前に見学を
○ 決める前に必ず施設を見学しましょう
随時見学を受け付けている園や、見学日を設けている園があります。候補に挙がった園に問い合わせてみましょう。
見学に限らず、子育て支援センター(保育所併設型)やなかよし広場など保育施設で実施している事業に参加してみると、施設の様子や雰囲気を知ることができます。トモダチづくりの情報ガイド「子育てきっかけ応援ブック」では、このほかにも未就園児が参加できる事業をご紹介していますので、ご確認ください。
三 見た目だけで決めないで
○ キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう
四 部屋の中まで入って見て
○ 見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう
五 子どもたちの様子を見て
○ 子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう
六 保育する人の様子を見て
○ 保育する人の数が十分か、聞いてみましょう
○ 保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう
○ 保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう
○ 保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう
七 施設の様子を見て
○ 赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう
八 保育の方針を聞いて
○ 園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう
○ どんな給食が出されているか、聞いてみましょう
○ 連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう
○ 遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう
○ 陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう
○ 災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう
三~八は、実際に見学するときのチェックポイントです。
ある保護者は「見学したときに感じた、良い園/合わない園の勘は、子どもが入園してから振り返ってみるとだいたい当たっていたなと思いました。事前情報(先入観)はいったん捨てて見てみるのも一つの方法です」と言っていました。この方は、保育士が園の説明をするときに、子どもの活動の様子とその時々の子どもの気持ちの変化を熱心に話すことに好感を持ったそうです。
家庭の保育方針や価値観、子どもの性格、保育者との相性などは人それぞれです。インターネットや口コミなどの情報だけでなく、実際に見学することでわかることも多いのです。
また、2つ以上の園を見学することをおすすめします。比較することで、ぼんやりした自分の優先順位が明確になってきます。残念ながら希望する条件をすべて満たす園はなかなかないものです。「これだけは譲れない」という点をまず決めると選びやすくなります。
九 預けはじめてからもチェックを
○ 預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう
十 不満や疑問は率直に
○ 不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか
九~十は入園後に心がけることです。
保護者と保育者とは、子どものために一番良いことは何か、子どもがそこで安心して楽しく過ごすためにはどうしたらよいかを、相談し協力し合える関係であってほしいと思います。親が保育者に子どもを任せっきりにしたり、遠慮したりしないで、互いに話(情報交換)をすることが大事です。機会があれば行事に参加したり手伝ったり、また「1日保育士・幼稚園教諭体験」のような事業に参加することもおすすめです。
こうして保育者と共に子どもを育てていくと、子どもにとってはそこが第2の家のように感じられるようです。中には、卒園した後も折に触れて園を訪ねている親子もいるぐらいです。みなさんがそのような保育施設と巡り合えるように願っています。
保育施設に限らず、子育てについてわからないことや心配なことがあるときには、お気軽に「子育て応援ダイヤル」(電話番号:048-829-1943、受付時間:月曜日から金曜日9:00~12:00、13:00~17:00、祝休日、年末年始を除く)にお電話ください。私たち「子育て支援総合コーディネーター」が必要な情報をお調べして、みなさんの子育てのお手伝いをいたします。
(子育て支援総合コーディネーター)