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子育て、祖父母に頼るコツ
親だけでの子育ては大変。祖父母に助けてもらえたら、こんなありがたいことはありません。
しかし、なかなかうまくいかないこともあります。親世代からは「まだ母乳しか飲ませていない赤ちゃんに、おばあちゃんがブドウの汁を吸わせちゃった」なんて話を聞いたり、祖父母世代からは「孫の面倒をみたいけれど、今のやり方がわからない」と不安な声も聞きます。
うまく頼るコツというのはあるのでしょうか。
○してほしいとこと・してほしくないことを具体的に
子育ての主体は親。祖父母にはできるだけ親の方針を尊重してもらいたいですね。特に子どもの安全や健康に関わること、例えば「車に乗せるときはチャイルドシートを使用してほしい」「うつぶせ寝はさせないでほしい」などはしっかり伝えましょう。
祖父母には、子育てを手伝ってもらうことへの感謝の気持ちを伝えながら、なぜそうしたいのかを説明すると納得してもらいやすいようです。
○祖父母のやり方を全否定しない
そうは言っても、すべて事細かにお願いするのはお互いにストレスです。そこで、良かれと思ってしてくれた(言ってくれた)ことを、「まあ、いいか」と受け入れられる部分があると、うまくいくようです。
例えば、別居している祖父母が、家では与えていない甘いお菓子を孫に与えたとします。「孫かわいさでやってくれること」「面倒をみてもらっているのだから」などと親が思えるなら、喜ぶ孫も、それを見る祖父母も幸せです。
○孫は来てよし帰ってよし
「かわいい孫を預けるのだから、親孝行になる」という親側の思いも、世代間の行き違いの一因になりがちです。
祖父母世代は、体力が落ちていたり、人の子を預かるという緊張感もあって、思いのほか疲れるそうです。孫が帰ってホッとして体調を崩したなんていう話もよく聞きます。
「孫をみてくれるのは当たり前」と甘え過ぎず、祖父母が喜んで預かってくれるように思いやりを持ってお願いしたいものです。そしてなにより、「ありがとう」「助かった」というお礼の気持ちを言葉にすることが、祖父母の元気回復の薬になります。
○親と祖父母、違っても大丈夫
「親と祖父母のやり方が違うと子どもは混乱する」と心配する声もあります。また、親に叱られて祖父母に助けを求める子どもの話もよく聞きます。でも、親がぶれなければ大丈夫、子どもに親の考えは伝わります。
むしろ、子どもが祖父母のもとで親と違う考えを知ったり経験したりすることで、社会性を身に付けられると考えてはどうでしょうか。
○子育て今昔を知ってもらう
さいたま市では、「さいたま市祖父母手帳」を作成し、1月から配布しています。“祖父母や親たちのさまざまな愛情に包まれて子どもたちに健やかに成長してほしい”そんな願いから生まれた冊子です。
発行以来多くの問合せをいただいています。手に取ってくださった方も多く、関心の高さがうかがえます。特に祖父母世代は、“子育ての新常識”や“親世代とのつきあい方のヒント”を得たいと思っているようです。親世代から直接言いづらいことも、この冊子を読んでもらうことで伝えやすくなります。
区役所情報公開コーナー、支所・市民の窓口、生涯学習総合センター・公民館、図書館、単独型子育て支援センターなどで配布していますので、ぜひお役立てください (2月初旬現在、各配布場所で在庫が底を尽きかけています。3月中旬ごろに増刷予定です)。
また、子育て支援センターでも「孫育て講座」を2~3月にかけて実施します。こちらにも参加してもらえると良いですね。
○地域にも祖父母がいる
祖父母がいない、いてもめったに会えないし助けてもらうことなどできない、そんなときは、「さいたまファミリー・サポート・センター」や、「子育て緊急サポート事業」をご利用ください。祖父母世代の会員がいて、孫をみるような気持で子育てのお手伝いをしています。
知人のお子さんは、花の名前をよく知っています。いつも庭でおばあちゃんが教えてくれるのだそうです。また、おじいちゃんに宿題を教えてもらうことも。お母さんに聞くよりわかるのだとか。時間的・精神的なゆとりがある祖父母世代だからできることですね。
あなたも、祖父母世代の愛情と経験を頼りにしてみませんか。
(子育て支援総合コーディネーター)