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さいたま子育て情報局
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日本で頑張る外国人ママ、元気の源を取材してきました
投稿日: 2012年03月21日 13:33
子育て中は、何かと迷いや不安も多いものですが、それが言葉の通じない国での子育てであればどんなに大変か、その苦労や努力は計り知れません。最近、外国出身のママ達をよく街で見かけるようになりました。そこで異国での子育てで必要としていることや具体的な支援のお話を伺いに、いわつき国際交流会日本語プラザの親子クラブにお邪魔してきました。
◆なんでも学習
親子クラブは、もともと夜間に行っていた日本語学習の場に、出産した方が参加できなくなるために設けた場で、今は木曜10:30〜岩槻児童センターで開催しているそうです。日本語学習といっても、その学習形態は、学習者のニーズに応えて多様に変化。個々人の日本語のレベルに合わせて教材を提供し、全く話せない方にはジェスチャーから始めるそうです。時には、学習教材がお料理のレシピになったり、ママ同士のメールのやりとりに困ると聞けば、メールの作成講座になることも。学習の形態も、子どもの成長にあわせ、子どもを側で遊ばせつつ座って話しながらの学習、子どもが親から離れて遊べるようになる時期になったり、また、幼稚園などに通うようになると、机に向かい学習する、など必要に応じて臨機応変に対応していらっしゃるそうです。
◆子育て中だからこそ
外国人の子育て中の方は、赤ちゃんや幼い子どもがいると、なかなか勉強する機会がない上に、むしろ授乳や離乳食のことで相談したり、病院で受診する際などに日本語でのやりとりが必要な場面が増え大変な思いをしています。なので、気軽に子ども連れでおしゃべりや学習できるこの場の意義は大きいと思えました。実際に、学習者の方は「ここは、どんな話でもじっくり聞いてくれる。普段なかなか聞けない事も気軽に質問できる」「来るのが楽しみ。すごく頼りにしている」と言い、人付き合いやタブー等、親身に相談に乗ってもらえるとのことです。
◆関わることで得る喜び
学習後、持ち寄ったランチを囲みながら、料理の材料や作り方や、各国の作法の違いなどを話し、いろいろな価値観に触れる美味しい時間もありました。この日は、手作り餃子からお漬物と多様で、スタッフも学習者もこの時間が楽しみだそう。
「外国人ママでも、躊躇せずに、構えず話して」と代表の岩中さん。「ボランティアはgiveだけではなく、こちらも沢山得るものがあり、楽しいからこそ続けられる」とスタッフの方。子連れで出かけることもままならず、一日中誰とも話せないストレスは日本人も外国人も同じ、語学に堪能でなくても、子育ての話なら共有できると参加するスタッフの方も。この場以外でも日本人と友達になったり、二人目を妊娠・出産したりと、地域社会に溶け込む様子が何より喜びだと話していました。
日本人でも外国人でも、多様な背景を持った人々と関わりながら、多くの楽しみを発見できること、また、関わることでお互いの助けや力にもなるということを教えて頂きました。
いわつき国際交流会日本語プラザ親子クラブ:
http://www.geocities.jp/i_plaza05/index.html

ランチを囲んで楽しくお話しました☆
コメント
2012年03月21日 23:28 垂れ乳(個人)
言葉が通じない中で子育てしていくというのは、大変な苦労があるのでしょうね。
幼稚園などでママ仲間から「あの外国人ママは日本語が分からないらしい」と聞くと、「園だよりの重要事項を読めなかったりすると困るのではないか」と心配になってしまうのだけど、私は日本語しか分からないから手を差し伸べることもできず、結局ただ心配しているだけで何にもしないのでした…
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