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さいたま子育て情報局
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お花畑と水遊びのできる大宮花の丘農林公苑
投稿日: 2013年06月20日 11:49
今回私たちは、梅雨の晴れ間に、西区にある「大宮花の丘農林公苑」へ行ってきました。駐車場が250台あり車での来苑も安心。上尾駅と宮原駅(土日のみ)からバスが、西大宮駅・指扇駅を経由する乗合タクシー(1日4本)が公苑に直接乗り入れています。
◎緑のふるさとセンターと花の食品館
花の丘農林公苑は、地域の農業の活性化、住民との交流の場をめざすとともに、土に親しみ、農村文化に触れながら花と共に憩いの時間を過ごせるようにと作られました。
道路を挟んで大小2つの敷地があり、合わせて約10.9ha(東京ドーム2コ分)におよぶ壮大な敷地が広がります。
小さい方の敷地には「緑のふるさとセンター」という公苑管理棟があり、その中の研修センターでは、部屋を有料で借りることができ交流の場として利用されています。この日は体操教室とフラワーアレンジメントの教室が開かれていました。地元の方を講師に招き味噌作りなども行なわれるそうです。1階のトイレ前にはベビーベットがあり、授乳は空いていれば研修室が借りられます。外は和風庭園で、散歩道も木陰が多く、しっとりとした空気でのんびりと散策するのに良さそうでした。
大きいほうの敷地には、入口近くに「花の食品館」という2階建ての建物が建っています。1階が地元でとれた野菜農産物直売所(水・土・日・祝日営業)、2階には障害者の方々が社会での勉強の場として働くレストラン(水〜日曜日営業)が入っています。
◎親水広場
花の食品館を背に苑内に入っていくと親水広場があります。取材時は水が流れていませんでしたが(7月20日〜8月31日に流れます)、小高くなっている頂上から約80メートルにわたる水路は、浅間山(あさまやま)の溶岩が流れてくるイメージで作られています。以前公苑の中央に浅間川(せんげんがわ)が流れていたことから由来しているそうで、浅間山の溶岩石がサイドに埋め込まれているのも、ちょっとしたポイントになっています。
水深は一番深いところで約50センチ、水の流れ着くところは水深もほとんどなく小さい子どもも楽しめそうです。また水遊び用オムツ着用で利用できるのも嬉しいですね。水は濾過し塩素消毒はしてはいるものの衛生上泳ぐことはできせん。日影がないので、夏はパラソルを12,3個並べてはいるものの、午後には水温が30度くらいになることもあるので、午前中の利用がよいでしょう。
◎お花畑の公苑をお散歩
公苑には、イチョウ、ハナミズキなどの落葉樹、クスノキなどの常緑樹まで全部で約80種もの樹種が約1,000本あります。随所にある花壇には四季折々の花を冬の一時期を除き1年中楽しむことができます。私たちの散策時には、たくさんのポピーが咲いていて2歳の娘は花を指さし「おはなだー」「いっぱい!」と嬉しそうでした。7月には、赤いサルビアやマリーゴールドが見ごろを迎えます。350本の桜や25,000株あるチューリップ、6,000株もの芝桜が咲き乱れる春は特に公苑のおススメです。
花畑を進んでいくとビオトープがあり木目調の橋と石作り風の素敵な橋がかかっています。水の中には、たくさんのコイがいて、私たちがのぞいていると口をパクパクしながら集まってきました。親子カメもいて並んで泳いでいる姿にも子どもたちは興味津々でのぞきこんでいました。
公苑内は花火、バーベキュー、小動物の入園を禁止し柵で囲っているので周りから動物が入れないようになっています。芝生は清潔でどこでも寝ころべ、赤ちゃんも安心ですね。また幼児向けの砂場や遊具のある広場もあり、いろいろ回りながら楽しめそうです。
そしてもう一つ、気がつくと公苑には、あちこちにポットドール(植木鉢を組んで作った人形)が置いてありました。顔があるもの、仲良く座るもの、花が咲いているもの、首飾りをしているものと多種多様で、そのかわいらしさが気持ちを和ませてくれます。子どもも苑内をまわりながら「ここにもいたー」「かわいいねー」と嬉しそうに教えてくれました。
花を眺め、蝶を追いかけ、木陰でお弁当も食べ、子どもの笑顔や不思議そうな顔、いろいろな表情をみることができました。青空の下緑に囲まれ子どもと過ごす時間は、一緒に遊びながら私自身もリフレッシュできたように思います。水遊びが気持ちの良い季節には、熱中症対策をしっかりして親水広場も楽しみたいです。
大宮花の丘農林公苑 http://www.city.saitama.jp/www/contents/1193708578804/
(文:おだんごちゃん、写真:ヨンジャ・よね・おだんごちゃん)

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